JUCO. NEWS & BLOG

JUCO. an artisan, makes her original designed shoes.
学ぶこと。教えること。
ジュコです。

まだまだ寒い毎日ですね。
私は次の秋冬に向けて、新作をグニャグニャこねて作り上げている日々です。

最近あった、大学でのエピソードを少し。




以前もチラッと書きましたが、昨年より母校である東京造形大学で
非常勤講師として、テキスタイルの授業に関わらせて頂いてます。

自分で考えた授業のカリキュラム、課題、考え方を経て、1月に初めての講評を終えました。
「どうしたら、この作品がより良くなるのか。」
言葉を選んで、伝える難しさを感じたばかりです。




私自身は室内建築学科、というインテリアデザインを専攻していたのですが、
卒業制作でどうしてもファッションにまつわるものを作りたい!と先生に直談判したのがきっかけで、
まさかのオッケー!という自由な校風、柔らかい先生達に助けて頂き、靴を作りはじめました。

靴なのでインテリアよりテキスタイルで発表した方が素敵だよね!というテンションで、
卒業制作はテキスタイル学科に混じって発表する、という異例さ。

今、こうしてテキスタイルの授業を持たせて頂くことに、
その時の異例さを受け入れて下さった先生方に感謝するとともに、
東京造形大学はやっぱり「自由な校風」がとても魅力的な大学だな、と思います。
自分はこの大学で本当に良かったな、と。
他校では、こんな異例は認めてもらえないはずだから。




先日、初めて大学のデザイン教育についての意見交換会、という場に参加させて頂きました。

学内の先生が一同に集まるという場で、個人的には10年前に習っていた先生方の姿を見ては、
懐かしくなったり、記憶と思い出がフラッシュバックして、勝手に盛り上がったり。

今年で室内建築の教授が退任されるとのこと、
卒業して10年後に、お世話になっていた教授の退任の場に自分が居合わせていることに、
想像を超えた不思議な気持ちと、時の早さを感じずにはいられませんでした。


「こうして自分自身が退任した後も、教え子が大学に携わってくれることが嬉しい」と
壇上からこちらに向けてありがたいお言葉を頂き、思わず涙ぐんでしまいました。

きっと、私は室内建築学科の中では優秀な生徒ではなかったので、
「異例」ではあっても、靴を作り続けてて本当によかったな、と感じられた出来事でした。





少しのきっかけから、その後の将来までつながる道がある、ということ。

その少しのきっかけをつぶさないように、軽やかに伸ばしてあげられるように、
靴を通じた楽しい授業を今年も考えていきたいな、と思います。

あくまで、靴は形だけ。

少しでもひっかかりを見つけてもらって、
そのロープの先に面白い未来が待っていることを伝えていきたい、です。




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